ホームページ制作で注目されるCMSとは

CMSについてと利用するメリット・デメリット

情報化社会といわれる現代では、テレビや新聞などへの企業広告に加え、自社ホームページを立ち上げ、積極的に情報発信することが効果的とされています。そのため、大企業だけでなく、中小企業でもホームページを持つ必要性を感じている経営者は多いようです。近年のホームページ制作では、CMSが使われることが多くなっています。CMSとは、コンテンツ・マネジメント・システム(Contents Management System)の略語で、Webサイトやコンテンツ制作の構築や管理、更新を、専門知識を持たない人でもできるようにしたシステムのことを言います。

CMSを利用する場合の作業は、一般的に使用されているプレゼンテーションソフトを使うイメージと似ているかもしれません。提供したいテキストデータや画像データを、あらかじめ用意されているテンプレートに組み込んでいくと、資料作成が得意でない方でも、見栄えの良いわかりやすい資料を作ることができます。また、資料を一から作る場合と比べて、時間的なコストを大幅に抑えることが可能になります。

プレゼンテーションソフトと同様、CMSを導入してホームページ制作を行うと、Webサイトに関する専門的な知識や技術を持たない自社の担当者が、簡単にホームページの更新や情報追加ができます。そのため、更新のたびにWebサイト制作会社に連絡を取り、更新作業を依頼するということがなくなります。ホームページにかかる外注費を抑えることにもつながり、更新までのスピードが速くなることで、鮮度のある情報発信ができるようになることでしょう。

さらに、CMSを利用するとホームページの運用を部門別で管理できます。多くの企業では、会社概要や沿革、IR情報などは広報や管理部門、製品やサービスに関する情報提供はマーケティング部門など、部署ごとにページ制作を分けているケースが目立ちます。一般的なCMSでは、各ページの編集や承認権限をアカウントごとに付与することが可能です。そのため、各部署が同時並行して別々のページを更新したり追加できるメリットがあります。部署ごとに作業しても、統一したフォーマットを用いているため、見た目の乖離が生まれるリスクを避けることもできます。ホームページ全体に統一感があると、内部構造がわかりやすくなり、検索エンジンの最適化に資するSEO対策の面でも利点があります。

CMSを利用して自社ホームページを制作する際には、メリットだけでなくデメリットも考慮する必要があります。まず、CMSは誰でも利用しやすい分、カスタマイズするのが難しいものが多くなっています。ホームページを革新的なものにしたいと思う企業は、物足りなさを感じてしまうかもしれません。また、ホームページと異なるテイストにしてキャンペーン情報などを目立たせたい場合、変則的なレイアウトが難しいCMSは使い勝手が悪くなります。セキュリティの観点でも注意が必要です。CMSは広く普及してきている反面、CMSをターゲットにしたサイバー攻撃が起きるようになっています。提供するベンダーのセキュリティに対する姿勢などを考慮して導入したほうが良いでしょう。

CMSを利用する場合は、自社にとって最適なものを選ぶことが大切であるため、CMSの種類や特徴も知っておくと良いでしょう。大きく分けると、CMSは3つに分けられますが、その一つがオープンソース型です。こちらはCMSのプログラムが公開されているもので、デザインやテンプレートのカスタマイズがしやすい利点があります。一方、利用は自己責任とされているものが多く、商用目的で利用するようには作られていないようです。

もう一つが、商用パッケージ型です。こちらは名前の通り、商用目的で利用することを前提に開発されています。ライセンスやホームページの構築には、ある程度の費用がかかるものの、Webサイトが大規模になっても対応でき、ベンダーからのサポートも受けられます。フルスクラッチ型は、より複雑なカスタマイズができるように設計されたCMSです。ホームページを一から自社仕様に制作することができますが、CMSを提供するベンダーと連携して製作することが一般的です。そのため、導入コストが他のCMSよりも高額になり、導入までの期間も長くなる傾向にあります。

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