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売掛金回収代行とはどんなサービス?種類別にメリット・注意点を分かりやすく解説

売掛金回収の代行

請求書の発行や入金の催促など、売掛金の回収業務を負担に感じている企業では、回収代行サービスの利用を検討中のことも多いでしょう。そこで今回は、売掛金回収代行のサービス内容や種類、利用が向いている会社の特徴、依頼する際のメリット・注意点を解説していきます。

売掛金回収代行とは

売掛金回収代行とは、請求書の発行や入金の確認などの売掛金の回収業務を、企業の代わりに行ってくれるサービスのことです。売掛金の回収業務は、迅速かつ正確に行う必要があるため、手間や心理的な疲労がともないがちですが、回収代行サービスを利用することで大幅に負担を軽減できます。なお、BtoCの場合は、個人顧客向けのサービスとして集金代行が利用されるのが一般的です。集金代行を利用すれば、レッスン教室やECサイトでの買い物などで請求・会費徴収を行う際に手間を軽減することが可能です。

まずは、BtoB取引で、売掛金回収代行を利用するメリットを確認しておきましょう。

Point1:貸し倒れリスクを軽減できる

売掛金回収代行に依頼すれば、定期的な与信調査により、信用度が低い企業との取引を回避できるようになるため、結果的に貸し倒れリスクの軽減につながります。私の感覚としては、売掛金回収代行サービスを利用することで、計画どおりの資金繰りができるようになれば、自然と経営が安定するのではと捉えています。

Point2:請求業務の負担・ストレスを軽減できる

売掛金回収代行を利用すれば、請求書の発行や支払い催促の連絡などの請求業務を代わりに行ってもらえるため、従業員の負担やストレスを軽減可能です。請求業務は、手作業で行われることが多い分、手間と時間がかかるだけでなく、ミスが発生しやすいという特徴も兼ね備えています。また、支払期日内に入金が確認できない取引先と交渉したり、督促状の発行など心理的な負担がかかりやすかったりする点も無視できないデメリットです。請求業務のほとんどを代わりに行ってもらえる売掛金回収代行を利用すれば、手間を削減できることはもちろん、心理的負担も軽減されます。従業員が通常業務に集中できるようになれば、生産性の向上効果も期待できるでしょう。

売掛金回収代行の種類

売掛金回収代行とは、売掛金の未回収リスクをファクタリング会社が担保する「保証型ファクタリング」のことを指すのが一般的ですが、利用できるサービスは1つだけではありません。

<売掛金回収代行の種類>

・保証型ファクタリング会社

・法律事務所

・債権回収会社

ファクタリング会社への依頼に抵抗がある場合は、法律事務所や債権回収会社に売掛金回収業務を代行してもらう選択肢もあります。それぞれ特徴が異なるので、記事の後半で紹介しているメリット・デメリットを理解したうえで、自社の目的に合ったサービスを選ぶことが重要です。

売掛金回収代行の利用はこんな会社に向いている!

いくらメリットが多いとはいえ、依頼費用がかかる売掛金回収代行を利用するべきか悩まれている企業の人も多いでしょう。そこでここからは、売掛金回収代行の利用が向いている企業の特徴を3つ解説します。

売掛金回収のノウハウが少ない会社

売掛金回収代行であれば、適切な回収方法や法の知識を持つ専門家の力を借りられるため、売掛金回収のノウハウが少ない企業に向いているサービスといえます。業務内容が多岐にわたる売掛金回収や与信管理は、ノウハウの少ない企業の担当者が行っても、うまく回収できず資金繰りを悪化させたり、トラブルに発展し訴訟で不利になったりする可能性が高いです。売掛金回収の担当者がいないなどノウハウが少ないと感じる場合は、高確率かつ効率よく売掛金を回収できる代行サービスを利用したほうがよいでしょう。

人的リソースが不足している会社

人的リソースが不足している企業は、通常業務に追われ、売掛金の回収業務や与信審査・信用調査がおろそかになる可能性があるため、これらの作業を代わりに行ってもらえる売掛金回収代行の利用が向いているといえます。人手が足りていない中小企業などでは、総務や営業などの経理以外の部署が売掛金の回収業務を担当していることもあり、ほかの業務に支障をきたすことも珍しくありません。また、人手が足りない状態で与信管理を行うことで、あいまいな基準や少ない情報で判断するなど適切な判断ができず、取引先の信用度を正確に把握できない可能性も出てきます。人的リソースが不足しており、売掛金回収業務が別の業務に悪影響を与えている場合は、与信管理まで行ってくれる売掛金回収代行サービスを利用したほうがよいでしょう。

キャッシュフローを安定させたい会社

未回収リスクを軽減できる売掛金回収代行は、キャッシュフローを安定させたい企業にも向いています。取引先の数が増えるほど、未入金の売掛金の件数も増加しやすく、資金繰り悪化のリスクが高まります。しかし売掛金回収代行を利用すれば、適切な与信管理により未回収リスクを抑えることができ、万が一貸し倒れになったとしても売掛金の回収額が一定額担保されます。安定したキャッシュフローを目指すなら、貸し倒れリスクを軽減できる売掛金回収代行を積極的に利用したほうがよいでしょう。

法律事務所に売掛金回収代行を依頼するメリット・注意点

売掛金回収の代行

弁護士・認定司法書士などが在籍する「法律事務所」では、業務の一つとして売掛金回収代行を依頼できます。電話かメールで問い合わせすれば無料で相談可能で、状況に適した回収方法を提案してもらえます。まずは、売掛金回収代行のなかで、法律事務所に依頼することのメリットと注意点を確認しておきましょう。

法律事務所に依頼するメリット

法律事務所に在籍する弁護士には、法律家のなかでもとくに広い権限が与えられており、売掛金の種類を問わず回収を依頼できます。状況にあわせて、最適の回収方法を提案してもらえる点は法律事務所に依頼する最大のメリットといえるでしょう。

また、当事者間の話し合いで生じがちなトラブルを未然に回避できる効果も期待できます。万が一、法的な争いになったとしても、弁護士が交渉に加わることで、適切な対処ができるでしょう。

法律事務所に依頼する際の注意点

法律事務所への依頼は、法的トラブルに対処しやすくなるなどのメリットがある反面、債務者に精神的な圧迫感を与えるリスクにもつながります。プレッシャーを感じた債務者は、慌てて破産の手続きをしてしまうことも考えられ、売掛金の回収が難しくなることもあるでしょう。法律事務所では、売掛金の買い取りに対応していないため、資金調達が目的なら、別の売掛金回収代行サービスを利用したほうがよいケースもあります。また、着手金に加えて、成功報酬が発生することも理解しておく必要があります。費用がかかる点は、ほかのサービスでも同様なので、債権回収会社やファクタリング会社と十分比較してから依頼するとよいでしょう。私個人としては、法律事務所の規模や在籍する弁護士の質によって、サービス内容が異なるイメージが強いため、入念に下調べしなければならない点もデメリットと感じています。

債権回収会社に売掛金回収代行を依頼するメリット・注意点

売掛金回収の代行

法務大臣の許可を得て売掛金の回収を行う民間企業「債権回収会社」に売掛金回収代行を依頼するという選択肢もあります。債権回収会社では、未回収の売掛金を企業から買い取ったあと、新しい債権者として代わりに回収業務を行っています。売掛金回収代行のなかで、債権回収会社に依頼することのメリットと注意点を確認しておきましょう。

債権回収会社に依頼するメリット

債権回収会社に依頼すれば、企業側は売掛金の譲渡後、債務者へ取り立てる必要がないだけでなく、確実に未収金を回収できます。取り立てる必要がなくなれば、当然債務者とのトラブルを回避できるため、精神的な負担の軽減にもつながります。先述したとおり、債権回収会社は、法務大臣による許可を得ており、法律に抵触するリスクなしで売掛金の回収が行える点もメリットといえるでしょう。

債権回収会社に依頼する際の注意点

債権回収会社に依頼する際の注意点として、債権者が金融機関のみである点、対応している売掛金の種類が特定金銭債権に限られることが挙げられます。また、債権者が企業から債権回収会社に完全移行することによる、取引先との関係悪化につながりやすい点もデメリットといえるでしょう。法務大臣による許可を得ている点をメリットとして挙げましたが、債権回収会社と偽ったり、回収せずに委託料金だけ受け取ったりする悪質な業者が存在することにも注意が必要です。着手金や成功報酬、債権総額に応じた手数料なども発生し、回収できない場合は損失が増えるリスクがあることも無視できないポイントといえます。

ファクタリング会社に売掛金回収代行を依頼するメリット・注意点

売掛金回収の代行

保証型ファクタリングサービスが受けられる「ファクタリング会社」に売掛金回収代行を依頼することも可能です。保証型ファクタリングとは、売掛金を買い取るのではなく、回収できなくなった際の未回収リスクに備える「保証」サービスです。企業がファクタリング会社に保証を依頼すれば、与信調査が実施され、売掛金が未回収になった場合に、規定された利率に応じて保証金が支払われるといった仕組みです。ここからは、売掛金回収代行のなかで、ファクタリング会社に依頼することのメリットと注意点を確認しておきましょう。

ファクタリング会社に依頼するメリット

ファクタリング会社のなかでも、保証ファクタリングをサービスとして提供しているのは、銀行系などの大手企業がメインであるため、売掛金の回収が目的なら、信頼性が高い業者と契約できる可能性が高いです。保証ファクタリングでは、売掛金を売却するわけではなく、事前に取引先の情報をリストにまとめて提出することで「保証」を担保する仕組みをとっています。1件ずつ依頼する必要がないため、複数の企業の売掛金の回収が目的なら依頼の手間が省けるのもメリットでしょう。

なお、ファクタリング会社に依頼して保証を受けている事実は、取引先に通知されることがなく、関係性が悪化する可能性が低い点も別の売掛金回収代行にないメリットといえます。

ファクタリング会社に依頼する際の注意点

保証ファクタリングでは、取引先に応じた「保証料」が発生することに加え、売掛金が問題なく回収できた場合に、支払った保証料が無駄になるデメリットがあります。また、ファクタリング会社が取引先の信用調査を行った結果、信用力が低い場合に依頼を断られる可能性がある点にも注意が必要です。保証対象となる売掛金に最低金額が設定されていることが多く、未収金の金額によって利用できないケースがあることも理解しておいたほうがよいでしょう。

まとめ

今回は、売掛金回収代行のサービス内容や種類、利用が向いている会社の特徴、依頼する際のメリット・注意点を解説してきました。売掛金回収代行とは、その名のとおり、売掛金の回収業務を、企業の代わりに行ってくれるサービスのことで、貸し倒れリスクや請求業務の負担・ストレスを軽減する効果が期待できます。人員不足の企業はもちろん、キャッシュフローを安定させたい場合には大変重宝するサービスといえるでしょう。

ただし売掛金回収代行は便利な反面、費用がかさみがちといったデメリットがあります。費用を増やさないためには、普段から与信管理を徹底して、売掛金の未回収リスクを軽減し、売掛金回収代行を利用しないで済む状況を保つことが大切です。

与信管理の方法に不安があるなら「ペイド信用調査・請求書発行サービス」の利用を検討しましょう。ペイド信用調査・請求書発行サービスでは、定額2,000円で信用調査を件数に縛られることなく行えます。支払いが確実に行われている企業に加え、遅延や延滞が多い企業を信用調査情報として即座に通知するため、未回収リスクが高い企業との取引を回避することが可能です。

売掛金回収代行の依頼費用を削減したいなら、まずは売掛金の未回収リスクを軽減できるペイド信用調査・請求書発行サービスにお問い合わせください。