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信用調査会社「帝国データバンク」の評点とは?調べ方・見方や注意点を解説

信用調査

「帝国データバンク」という名前を耳にしたことのある方は多いのではないでしょうか。帝国データバンクは、日本最大級の信用調査会社のことで、テレビなどでもよく耳にする有名企業です。今回は帝国データバンクの概要や評点の調べ方、注意点などを解説します。

そもそも帝国データバンクとは

まずは、帝国データバンクについて解説していきます。帝国データバンクとは、日本最大手の企業信用調査会社のことです。信用情報調査の依頼を受けてから全国を訪問し、企業に対するさまざまなデータを収集します。一般に公開されている情報はもちろん、代表取締役だからこそ得られる情報など、その種類はさまざまです。主に個別企業の財務情報や倒産情報などを提供しています。

 帝国データバンクの主な利用者は以下の表を確認してください。

利用者

利用目的

事業者

事業者とは主に一般企業のことです。同業他社の財務状況を確認したいときや、新規の掛取引を開始するときなどに利用します。目的は、取り引きを開始して間もないタイミングでの取引先の破産を回避するためです。

金融機関

金融機関とは証券会社や銀行などのことです。金融機関の利用目的は主に営業で、拠点内や年商5億円以上などといった条件をかけてローラー作戦を行います。

不動産会社

不動産会社は主に入居審査の際に利用します。オフィスビルや店舗ビルなどの商業ビルなどで活用されます。 

 ここからは、帝国データバンクのサービス内容についてご紹介します。

企業信用調査の実施

1つ目は企業信用調査の実施です。企業調査とは、主に企業のお金に関する信用状況を調べることです。企業調査を行うことで、与信管理や新規取引を行う際に役立ちます。帝国データバンクは実際に現地に赴いて調査を行い、精度と鮮度の高い調査を行っています。

企業概要データベースの提供

2つ目は企業概要データベースの提供です。企業概要データベースとは、日本全国のさまざまな業種における企業プロフィールを収録したサービスのことです。帝国データバンクの企業概要データベース「COSMOS2」では、会社の住所・設立年月日・従業員数・取引銀行・仕入先などの基本情報、売上や当期利益、資本金などの財務データを確認することが可能です。これらの情報は与信管理や顧客管理を行うときに役立ちます。私個人としても、入社する会社を選ぶときにプロしか提供できない情報があったら心強いと感じます。

その他

その他にも、営業活動における「営業ターゲットリスト」やニッチな業界や市場を把握する「業界・市場調査」、自治体向けに政策立案や実行をサポートする「官公庁向けサービス」など、帝国データバンクが扱う情報は多岐に亘ります。帝国データバンクでは、経験やデータベースをもとにしたコンサルティングサービス、営業活動をサポートするサービスなども行っているため、データベースを活用する以外にも付加価値を期待できます。取引先企業の不正や反社会的勢力とのつながりの有無なども調査することが可能です。

帝国データバンクが企業に対して評点をつける理由は?何が分かる?

信用調査

帝国データバンクの資料には「評点」というものがあります。この評点は、信用調査報告書や企業概要データベース「COSMOS2」などに記載されています。評点で分かることを一言で表すと、企業の信用度です。健全な経営ができているか否かを帝国データバンクが100点満点で評価しているので、企業比較がより円滑に行えます。

なお、評点を確認できる商材は信用調査報告書・COSMOS2の他に4つあります。評点を確認できる6つの商材名は以下のとおりです。

<評点を確認できる商材>

・信用調査報告書

・企業概要データベース「COSMOS2」

・企業定点観測サービス「SAFETY」

・COSMOSNET 信用調査報告書の企業概要ページ

・COSMOSNET COSMOS2(企業概要)基本データ

・COSMOSNET COSMOS2(企業概要)フルデータ

帝国データバンクの評点の見方

信用調査

ここでは帝国データバンクの評点について解説します。評点とは、企業を以下の項目ごとに評価していき、業績は3点、資本構成は8点といったように配点した点数の合計点です。

項目

配点

詳細

業績

1〜5点

企業の継続性を評価する。歴が長いほど高得点。

資本構成

0〜12点

企業の安定性を評価する。

規模

2〜19点

売上高、従業員数などの規模を評価する。

損益

0〜10点

決算報告書から損益を客観的に評価する。

資金現況

0〜20点

業況や収益、回収状況、支払状況などを評価する。

経営者

1〜15点

経営者の個人資産や経営経験などを評価する。

企業活力

4〜19点

人材や取引先、生産販売力、将来性などを評価する。

加点/減点

+1〜5点、-1〜-10点

上記項目では判断できない点を加点評価する。

【配点に基づく信用程度】

配点

信用程度

86〜100

A

66〜85

B

51〜65

C

36〜50

D

35以下

E

評点には、数字ではないものや空欄のものもあります。

紙媒体で提供されている企業概要データCOSMOS2では、評点が50点未満の場合、D1〜D4で表示されます。詳細が見たい場合は信用調査報告書で確認しましょう。空欄のものは内容が判明しない場合や正常な営業が行われていない場合、または評点をつけない業種の場合などがあります。

帝国データバンクの評点を、信用度を判断するための参考に!

帝国データバンクの評定は信用度を確認するときに利用できます。ここでは具体的な見方を解説します。

40点台が基準と考えられる

景気動向にも左右されますが、帝国データバンクが調査する企業の多くが40点台となっています。そのため、40点台を基準と考えることが多いです。51点以上であれば信用度が高い企業と考えてよいでしょう。

評点が一緒でも信用度が同じとはいえない

評点が一緒でも信用度が同じとはいえません。設立間もない企業と社歴の長い企業を比較することは難しく、評価における点数内訳もそれぞれ異なります。近年の評点推移を確認したり、どのような項目で加点されているかなどをチェックしたりと、総合的な判断が必要です。

帝国データバンクを利用して信用調査を行う際の注意点

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最後に、帝国データバンクを利用する際の注意点を解説します。

費用がかかる

企業信用調査や企業概要データベース「COSMOS2」の利用には費用がかかります。企業信用調査は12万〜225万円ほどかかり、企業概要データベース「COSMOS2」では基本料金5万円に加え、それぞれのデータ料も追加でかかります。

調査は定期的に行うべき

企業の調査は一度実施をすれば問題ないというわけではありません。なぜなら、企業を取り巻く状況は日々変化しているからです。しかし、実際には定期的な調査をしている企業は少ない傾向にあります。一度チェックしたから大丈夫だと思わないようにしましょう。

まとめ

帝国データバンクは日本最大級の企業信用調査会社です。評点という独自の基準で企業を評価しており、一定の信用度をもって取り引きすることが可能です。しかし、費用面で高額なことがマイナスポイントでした。特に中小企業など、資金力が十分ではない場合は負担が大きくなります。

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