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外注の必要なし!会社のホームページを自分たちで作る方法

あらためて知っておきたいホームページの基礎知識

基礎

インターネットは、私たちの日常生活にすっかり溶け込んでおり、欠かせない存在となっています。しかし、ホームページの仕組みをよく知らないまま利用している人は少なくありません。ここでは、まずホームページの基礎的な仕組みについて解説していきます。

ホームページとは何か?
ホームページとは、インターネットのサーバーにアクセスした際に表示されるページのことです。全ページの総称として理解されていたり、ウェブサイトと呼ばれたりすることもあります。ホームページは、インターネットにアクセスしてウェブブラウザ(Google ChromeやMicrosoft Edgeなど閲覧するためのソフトウェア)を起動すれば、世界中どこからでも閲覧可能です。このように複数のホームページがつながることを「World Wide Web」、略して「WWW」と呼びます。WWWは、もともと論文を閲覧するために研究機関同士をつないでいたシステムを、インターネット上に散らばるデータやプログラムファイルの閲覧用として応用したものです。

また、ホームページにはリンクという機能が備わっているため、ページ上に記載されたリンク先をクリックすることで、他のホームページへ瞬時に移動できます。1つ目で知りたい情報が見つからなくても、リンクを使ってホームページを移動していくことでたどり着ける経験がある人もいるのではないでしょうか。なお、自社のホームページに他のホームページのURL(Uniform Resource Locator)を載せることを「リンクする」「リンクをはる」と呼び、自社のURLが他のホームページに記載されることを「リンクされる」「リンクをはられる」と呼びます。被リンク数が増えれば、自社のホームページの訪問者数が増える可能性があるため、リンクは現代ビジネスにとって重要な要素の一つです。

ホームページの基本的な仕組み
ホームページは、主に次の3つの要素によって構成されています。

・HTMLとPHPなどのコンピューター言語
・サーバー
・URLとドメイン

HTMLとPHPなどのコンピューター言語
HTMLとは、「Hyper Text Markup Language」の略で、ホームページの作成に必要なコンピューター言語のことです。タグという目印を文章に付けて構造化するために使われます。HTMLは、「静的サイト」と呼ばれるホームページの制作に使われる言語です。「静的サイト」の作成は、比較的簡単ですが更新作業に手間を要するため、更新頻度が低いホームページに向いています。

一方のPHP(Hypertext Preprocessor)は、「動的サイト」と呼ばれるホームページの制作に使われることが多い言語です。「動的サイト」は、制作に比較的手間を要しますが、その分だけ更新は楽になります。そのため、毎日最新記事を投稿したりコンテンツを頻繁に更新したりするホームページ向きです。

サーバー
ファイルを保存するのが、サーバーの役割です。利用者のリクエストに応じて該当する情報をネットワーク経由で返信する役割もあります。サーバーは、大別すると「ファイルサーバー」「ウェブサーバー」の2種類です。「ファイルサーバー」は、会社などの特定ネットワーク内でアクセスされるサーバーのことで、「ウェブサーバー」はインターネットにつながる複数の端末からアクセスされます。サーバーは、自社で所有することもできますが、運営会社からレンタルしている会社も多い傾向です。サーバーをレンタルすれば、日常のメンテナンスなどの手間が省けます。

URLとドメイン
サーバーに保存されたファイルの場所を示すのがURLとドメインです。「https://」「https://」までがURLで、それ以降の文字列がドメインとなります。ウェブブラウザの検索バーにURLとドメインを入力すれば、ホームページの閲覧が可能です。

テキストエディターでホームページが制作できる!

ホームページは、ビジネスにおいて欠かせないマーケティングツールの一つです。専門の制作会社もありますが、テキストエディターというソフトウェアを使えば自社で制作することもできます。

テキストエディターとは
テキストエディターとは、コンピューターでプログラムなどのテキストを編集するためのソフトウェアのことです。テキストエディターのなかには、CMS(Contents Management System)と呼ばれる技術を使って、文章や画像などを入力するだけでホームページが制作できるソフトウェアがあります。そういったソフトウェアでは、HTMLやPHPなどの専門知識がなくてもホームページの制作や更新が可能です。世界中で利用されている有名なテキストエディターは、レイアウトの自由度や機能の拡張性が高く、フォントサイズやカラー、画像、背景、リンクなどを簡単に変更できます。

例えば、Windowsのパソコンに標準装備されている「メモ帳」もテキストエディターの一つです。また、Macのパソコンなら「テキストエディット」が用意されています。他にも、インターネット上では多くのテキストエディターが提供されています。

テキストエディターでホームページを制作する流れ

テキストエディターでホームページを制作する際の大まかな流れは、以下の9ステップです。

・1.内容を考えて決める
・2.レンタルサーバーを契約する
・3.ドメインを取得する
・4.ソフトウェアをインストールする
・5.テーマを設定する
・6.コンテンツを作成する
・7.メニューを作成する
・8.プラグインをインストールする
・9.SNSと連携する

1.内容を考えて決める
まずは、どのようなホームページを制作するのかを決定します。その際には、担当者だけで進めずにコンテンツ内容を社内で十分に話し合うことが大切です。他社のホームページを参考にすることも方法の一つといえるでしょう。最も重要なのは、「どのような情報をどのような人へ伝えたいか」について明確化することです。

2.レンタルサーバーを契約する
ホームページをインターネット上に公開するには、サーバーが必要です。自社で用意しない場合は、レンタルサーバーを契約する必要があります。無料のレンタルサーバーもありますが、広告が表示されるため、会社のホームページ向きではありません。レンタル料金は、運営会社によって異なります。ただし、価格だけで会社を選んでしまうのは問題です。安価な契約プランの場合、サーバーの閲覧数が限界に達したときに制限機能が働くことがあります。その場合、「503エラー」という文字が表示されてしまい、訪問者がホームページにアクセスできなくなります。こういった事態を避けるためには、1台のサーバーを専有できる専用レンタルサーバーの契約が得策です。

3.ドメインを取得する
ドメインは、レンタルサーバーを契約すると無料で付与されます。ただし、自社名やサービス、商品名などをドメインに入れたい場合は、購入が必要です。一般的に、多くの企業では有料のドメインを使用しています。

4.テキストエディターをインストールする
メモ帳や、テキストエディット以外のソフトウェアを利用する場合は、インストールが必要です。無償版は、インターネット上のソフトウェア一覧サイトからインストールできますが、有償版の場合は契約後に各運営会社の案内に従ってインストールします。

5.テーマを設定する
ホームページのデザインや、レイアウトをテキストエディターのテーマから選択します。この場合のデザインとは、設計のことです。また、レイアウトは配置を意味します。デザインや、レイアウトのひな形が用意されているテキストエディターでは、最初に決めた内容に合わせたデザインやレイアウトを選べばいいだけです。

6.コンテンツを作成する
掲載するコンテンツを作成します。会社の場合は、以下のようなコンテンツを作成するのが一般的です。

・事業紹介
・サービス情報
・商品情報
・会社概要
・お知らせ
・お問い合わせ
・採用情報
・ブログ記事 など

文字を入力するだけでページが作成できるテキストエディターであれば、画像投稿も簡単で管理画面の保存先から投稿したい画像を選択するだけです。

7.メニューを作成する
この場合のメニューとは、ホームページ上の目次のことです。パソコンの画面上で上部に配置されている「事業紹介」「商品情報」「会社概要」などが該当します。なかには、チェックボックスのチェックと、ドラッグ&ドロップだけでメニューが作成できるテキストエディターもあるので試してみましょう。

8.プラグインをインストールする
プラグインをインストールしておくことで、ホームページにさまざまな機能が追加できるようになります。

9.SNSと連携する
SNS(Twitter、Facebook、Instagram、LINEなど)と連携させることで、インターネットユーザーとホームページとの経路を増やせます。また、自社のSNSをフォローしてもらえれば、訪問者のタイムラインに情報を送信することも可能です。なお、SNSのソーシャルボタンを簡単に設定できる機能を備えたテキストエディターもあります。

スマートフォンからの閲覧にも対応しておこう

総務省が公表している「令和3年通信利用動向調査」によると、2021年時点におけるスマートフォンの個人保有率は74.3%でした。インターネット利用機器としては、パソコンを上回っているのが現状です。また、SNSはスマートフォンからの利用が多い傾向のため、ホームページをスマートフォンに対応させておく必要があります。

ホームページをスマートフォンに対応させる理由
パソコンとスマートフォンでは、画面サイズが大きく異なります。そのため、パソコンの画面に合わせたレイアウトのままでは、スマートフォンでアクセスした場合に閲覧しにくい小さく表示されてしまいかねません。このような事態を避けるために、スマートフォンの画面サイズに合わせたレイアウトが必要です。

ホームページをスマートフォン対応にする方法
ホームページをスマートフォンに対応させる主な方法は、次の2点です。

・1.スマートフォン専用のホームページを制作する
・2.レスポンシブデザインを採用する

1.スマートフォン専用のホームページを制作する
パソコン用とは別に、スマートフォン専用のホームページを制作します。この方法の場合、ホームページの内容を最適化できるがメリットです。ただし、制作と更新に手間や時間がかかる点はデメリットといえるでしょう。

2.レスポンシブデザインを採用する
レスポンシブデザインでは、ユーザーが利用している機器に応じて画面のサイズが変化します。変更されるのは、コンテンツのレイアウトです。例えば、パソコンで上部に配置されていたメニューが、スマートフォンではメニューボタンを押すと表示されるようにすることができます。レスポンシブデザインは、実装と維持が行いやすいため、大手検索サイトのGoogleでも採用を推奨しています。なお、レスポンシブデザインの作成にはHTMLとCSSの知識が必要ですが、記述自体はそれほど難しくありません。

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